雑誌「住宅建築」に掲載されました。
白いスタッコ壁の家が、「住宅建築」2021年6月号に掲載されました。
建築専門誌で、大きめの書店には置いてありますので、ぜひ手に取ってご覧ください。
クライアントや施工してくださった吉富工務店の皆様、写真家の中山さん、関係者の皆さんが掲載を喜んでくださり、それがまた嬉しく、おめでたい気分になりまして、このようなカタチで記録として残すことができてよかったなあとしみじみ感じております。
竣工したのは2年半ほど前。
クライアントや工務店、職人さんとの現場でのやりとりを懐かしく思い出しながら執筆させていただいたのですが、その作業がなかなか面白く、貴重な経験でして。
最初はまずただ伝えたいことをあれもこれもと綴っていたのですが、指定されている字数制限の範囲(今回は800ー1000字)を超えてしまうんですね。やっぱり。
といってもあと50〜100字という程ですので、「てにをは」を変えたり、全体的に簡素な言い回しにしたり、単語を減らしたり、と小手先の操作でもなんとか文字数は収まる程度です。
だけど、そうして修正したものを読み返してみると、全体的に中途半端で何を言いたいのかボヤけた文章になってしまっていて。
そこで「本当に伝えたいこと」を改めて考え、思いきって削ぎ落とす内容と、逆により具体的に書いたほうがよいこと、推敲を重ねていくのですが、それが当時の自分と会話をするような感覚であり、改めて作品と向き合う時間にもなりました。
そのような貴重な機会をくださった編集部のみなさまに、感謝いたします。
住宅建築 No.487 2021年6月号
https://jyuken.site/no-487/
この仕事へつながっています
白いスタッコ壁の家
新しく2世帯で生活をはじめるにあたり、既存の母屋に隣接して増築する計画。 昭和後期に建てられて以降、何度と増改築・改修を繰り返しながら丁寧に手入れがなされてきた住宅であり、今回の計画はその流れの一部としてとらえました。外 […]