1年後の造園工事

白いスタッコ壁の家。
10ヶ月の時を経て造園工事が着手されました。
造園をしてくださったのは、大阪でおつきあいのある杉景さん。
増築にともない、敷地全体の建物と庭の関係やアプローチからの人の流れも大きく変わったので、よりそれに寄り添うよう、庭を再構築する計画をしてくださりました。

既存の樹木は極力いかしつつ、一部は移植しながら、アプローチからの流れをつくってくださります。

さほど広くない中庭に、これまたさほど広くない植え込みスペースを準備しておいたのですが、そこにいよいよ6mほどのアオダモの樹が…!

隣に植えられたのは、常緑のヒサカキ。

中庭は家族のプライベートな生活空間で、家族の主要動線でもあります。2階のテラスからも楽しめる高さで、動線の邪魔にもならない細い樹木というのはそう容易いことではありません。
杉景さんは、自然の野山にある樹木から選んで植えてくださるのですが、細いながらも自然な樹系の、味わい深いアオダモが植わりました。

中庭が、ぐっといきいきと。

既存の鉄平石のアプローチの両側は芝を貼ってもらい、庭の広がりと奥行きができました。

ライトアップされた中庭もよいかんじです。

樹木が植わると、予想外に天井や壁に木の葉の影が映り、何倍も空間が楽しめます。
植物ってすごいですね。