庭木を選びに。
庭。
家づくりにおいてあれこれと希望は膨らみますが、取捨選択をしていくなかで「庭」はまず最初に削られがちな部分です。
あとからでも何かしらできそう、と思いますし、まずは家の中を優先させたくなりますよね、、
だけど、「外」と「中」は切り離せないので、同じようにきちんと考えたいというのが本音です。
窓から木を眺めることができれば中で過ごす時間も豊かになりますし、壁やカーテンに木の葉が揺れる影が映るのも楽しめます。
雨に濡れると幹や葉が濃くなりキレイに映え、雨上がりも楽しみになります。
ですので、限られた予算の中で木を植えたいとおっしゃっていただけるととても嬉しいものです。
メインの高木だけはプロに植えてもらい、あとはクライアントご自身で少しずつお庭づくりを楽しんでいただく計画。
打ち合わせ用のスケッチも、前のめりで描きます。
植え込みの範囲や、日当たりの様子、工事中の建物など、造園の杉本さんが下見に来てくれました。
↓現場監督の堀さんにメジャーをあててもらって、スケール感を確かめているところ。
せっかくなので実際に樹木を見て決めれたら、とクライアントの希望もあり、造園屋さんの畑に連れて行っていただきました。
造園屋さんの敷地に、ちょうどお目当ての百日紅が数本生えていました。
その中の1本にピン!ときて早々に選ばれたのがこちら。
お、大きい、、、!
3m程度のものを選ぶ予定でしたが、高さ4.5m。
立派な木です。
こちらは丸葉の柊。良い香りがしていました。
造園の一耕園・杉本さんは、この地域で有名な方領大根の名人らしく、大根がたくさん植わっていました。
その後、車で別の畑にも連れて行っていただき、、、
稲沢は植木の4大産地らしく、道中、見渡すとあちこちに畑がありました。
畑というより、雑木林ですね。
ちょうど葉が色づいていてきれい。仕事で来たことも忘れて楽しみます。
これだけあると、色々、目移りしてしまいます。
気になる木があれば質問し、丁寧に教えてくださりました。
こちらはシダレエンジュ。
とても大きくな木で、枝垂れの中に入るときれい。
そんな中から選ばれたもう1つの木。エゴノキです。
こんなふうに選ばせてもらえることはなかなかないのですが、終始、親切にお付き合いくださりました。
選んだ木が、あの敷地に植えられるのが待ち遠しいです。
この仕事へつながっています
小径のすまい
間口3mほどの狭小敷地に建つ、幅2.1m、奥行き10.9mの小さな家です。 敷地間口の狭さゆえ、敷地の購入前からどのようなすまいならば建築可能かを相談しながら進めました。いっぽう、南側は幅の広い道路、北側は公園に面し、奥 […]