小さな現場ゆえ、
建坪7坪、延床14坪。
平均的には延床で30坪前後の家が多いので、今回はその約半分。小さな家です。
小さい分だけ工事も早く終わりそう、と思われがちですが、そう一筋縄にはいかないようです。
とくに今回は敷地も狭いので、とにかく場所がない・・・!材料を置く場所、作業をする場所、、、
一度に現場で作業できる職人さんの数も限られてしまうので、順番に、順番に。
「ここを仕上げる前に、この材料を搬入して〜」と、まさに「段取り命」の現場のようです。
現場へ行くと、
扇風機も壁に引っ掛けてあったり、
フローリング貼りの邪魔にならないよう、床から浮かせた物置き場ができていたり、
階段下収納にびっちり収納された工具たち。
と、その都度、動きや場所に無駄がでないように整理整頓を工夫されています。
工事も佳境。
周りも仕上がってきて、いよいよ作業場所が追い込まれてきた、大工さん。
階段をつくるのに苦戦されておりました。
実はこの階段。結構ややこしいつくりのようでして。(設計したのは私なんですが。汗)
普通の階段の何倍も時間がかかったみたいです。
苦労して作っていただいた、渾身の階段はまたご紹介します。
この仕事へつながっています
小径のすまい
間口3mほどの狭小敷地に建つ、幅2.1m、奥行き10.9mの小さな家です。 敷地間口の狭さゆえ、敷地の購入前からどのようなすまいならば建築可能かを相談しながら進めました。いっぽう、南側は幅の広い道路、北側は公園に面し、奥 […]