衣、食、住
歩道で試着中の人たち。
豆椿さん、お店の制服は服飾家のSONA(伏木野さん)に依頼されています。
伏木野さんのことは私も以前からよく知っていて、私自身、彼女のつくる服のファンです。
彼女の服はカタチがきれいです。といっても、特別に際立ったカタチではありません。
カッチリしすぎず、少しゆったりしたやわらかいラインがとても心地よく、力まずいれるような。
普通そうで微妙な部分のつくりかたやラインが実は普通でない、そんな服です。
見た目の美しさと気心地の良さ、その落としどころをどのあたりにもっていくか、その塩梅が私の建築に対する考え方と近いなあと感じています。
まだお店の場所が決まる前に、3人で話をしたことがありました。
3人で衣・食・住、揃うね、と。
3者それぞれフィールドは違いますが目指している方向は近いように感じています。
今回の店舗計画の打ち合わせでも、内装だけでなく制服の相談も一緒にしたりもしました。
イメージを共有しながら、彼女は服を提案。
クライアントと1対1ではない関係。私にとっても楽しい経験でした。
主役は季節といなり。
服も空間もその背景となれますように!
この仕事へつながっています
季節といなり 豆椿
「いなりを通して季節と出合う」をテーマにする、いなりと菓子を提供する店舗の内装設計。 7坪の店内にテイクアウト用のカウンターと厨房、そしてイートインスペースとして大きなテーブルを計画しています。季節のしつらいの中で、季節 […]