ARAKI Shin Live ”Springs in October” at rizm
出張・豆椿のお手伝いのおはなし。
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篠山のrizmで行われる、Springs in October ARAKI Shin LIVEに豆椿が出店されることになり…
店主から出店に際して、お店の雰囲気をもっていけないかと相談を受けました。
店主が自家用車で持ち運びできることが条件。
最小限の手札でお店の雰囲気を持っていくにはどうしたらよいか。。
限られた中で何ができるかを考えるのは楽しい課題でもありますが、結構悩みました。
材料は、建材によく使われるシナランバー1枚(910mm×1820mm)とペンキだけ。
まずは販売用の天板を自家用車で運べる大きさを目安に切り出し、残りの端材も含め、豆椿の実店舗の壁で塗られている同じペンキで店主に塗装してもらいました。
ただ、それだけ。
あとは敷板と暖簾、服。
これを出張の際の持ち札にします。
篠山のrizmは自然いっぱいのとても素敵な場所にあります。
会場についたら早速設営開始。
まずは場所決めを…
このあたりで、、と指定された範囲でも、より柱のそばを選びました。
お店にもカウンター横に柱あるもんね、ってことで。
現地でお借りしたテーブルや、周辺に落ちている石からちょうどいい大きさのものを探しながら、、それらで天板を支えます。
イベントの関係者の一人でもある、陶芸家の菅沼淳一さんと河合和美さんに手伝ってもらいながら…
暖簾一枚でそこがお店になってしまう。
暖簾ってすごい。
天板の上には、さらにハタノワタルさんに製作していただいた和紙貼りの敷板を載せます。
ふだんはお店のショーケースの中に敷いてあるものです。
そして店主がいつものように、いなりと菓子の盛りつけを。
天板を切リ出した残りの材料は無駄なく利用。
カッティングシートの切り文字を貼って、サインに。壁に立てかけます。
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豆椿のお店の雰囲気ってなんだろう…と考えたとき、ダイレクトにお店の様相を再現するのではなく、「自分はもちつつも、あるところからは状況(環境)に委ねる」という姿勢が豆椿…というか店主らしさではないかな、と。それが私なりの答えでした。
今回準備した持ち札と、そこにあるもので、その場ならではの1日限りの豆椿ができるといいな、と。
設営後はろくに手伝いもせず、、、(笑)
菅沼淳一さんと河合和美さんの展示を見たり、ライブを楽しんだりと、豆椿の出店に便乗して楽しい休日を過ごさせてもらいました。
ありがとう!
2016.10.30
ARAKI Shin Live ”Springs in October” at rizm
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「いなりを通して季節と出合う」をテーマにする、いなりと菓子を提供する店舗の内装設計。 7坪の店内にテイクアウト用のカウンターと厨房、そしてイートインスペースとして大きなテーブルを計画しています。季節のしつらいの中で、季節 […]