地味にどんどん進んでいます。

豆椿、現場。

工事はクラニスムストアの安藤さんにお願いしています。
安藤さんはふだん長屋の改修や店舗の工事も手がけられていて、自ら大工工事もされているかた。
今回はいつも一緒に仕事をしているメンバーを揃え、タイトなスケジュールや予算、、工事のとりまとめをしてくださっています。
建築士の私一人ではなにもつくれませんので、頼りにしています!

現場に行くと、行く時間を重ねるほど、滞在時間が長くなるほど、地味な仕事の積み重ねで空間が作られていくことがよくわかります。
準備、段取り、下地こしらえの時間と手間が圧倒的に長くて、大切だということを実感します。
進んでるんだけどうなんだか、変わったんだか変わってないのだかわからないような時間がしばらく続きます。
でも、ちゃんと進んでいます。

工事中は前面の道路に職人さんの車が路駐していることも。
通行者、通行車のみなさまにはご迷惑おかけしてたいへん申し訳ありません、、、
私はこの仕事をし始めてからですが、街中の工事車両には随分暖かい眼を向けれるようになりました。笑

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給排水設備を配管するために、設備屋さんが床のコンクリートをはつって新たに配管口が立ち上がっていたり、
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大工工事の進行具合をみながら電気屋さんが照明器具などの配線を仕込みにきていたり、
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大工さんからのメッセージが残っていたり、
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壁に塗装を塗るために下地のボードが貼り終わっていたり
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塗装をキレイに塗るために、既存のクロスをきちんと剥がしてくれていたり、
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土間にコンクリートが打たれて、タイルも埋め込んでもらっていり、
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早速、大工さんがカウンターの下地にとりかかってもらっていたり、
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で、その2日後には作られていたり、
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他にも色々、色々、、、
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と、書き出すとキリのないくらい、たくさん。
もちろん、私が知らない所でもっとたくさん。
仕上げまでの下地の段階は見た目の変化に華やかさはないながらも、いろんな職人さんのたくさんの手間とやりとりの積み重ねで、地道に着々と空間が作られていきます。
そしてトラブルの対応や出入りする各職人さんの間を繋いで現場を動かしてくれる現場監督さんの大切さが身に沁みます。

私自身、いくつ現場監理の経験を重ねても、似たような内容の現場でも、毎回色んな出来事が起こります。
相手が変わると、問題が発生した時の対応方法も変わります。
そんなとき、当然のとこですが建築って大きくても小さくても超、アナログな世界だな〜っと思います。
そこが大変でもあり、面白いなと感じる部分です。

引き続き、工事よろしくお願いしますっ。