非日常のハナレ
椥辻の家。ハナレが仕上がってきました。
ハナレのトップライトから良い光が落ちていました。
壁のモルタル掻き落としの質感も浮き上がりよいかんじです。
ハナレという名をつけましたが、実際には離れていません。
日常の生活からはなれた遊びの空間があるといいなということで、もともとは本当に「離れ」を計画していたのですが、一度外に出なければならないとなると実際にあまり使わなくなるんじゃないかな〜、と心配されていたので、屋根で渡り廊下的につなげ、さらに扉をつけて、、、と次第に内部化していった「ハナレ」です。
内部では連続しているので、非日常空間へのスイッチや演出は開口部や仕上げなどで工夫をすることにしました。
この部屋には、この土地に住んでおられた祖父母様のアンティークの家具を置く予定です。解体の際にいくつかピックアップして保管してあります。
計画段階で、このアンティーク家具を使いたいけれど、今自分たちが使っている家具のテイストとは違うのでどうかな?と相談がありました。
そんなわけで、日常生活から切り替わる「ハナレ」にこれらアンティーク家具を置くことにしました。
計画中の模型写真です。
イメージはこんなかんじ。
アンティーク家具をイメージして、室内仕上げの色や素材を決めます。
こちらは現場の様子。
かなり模型のイメージと近い〜
家具が置かれるのが楽しみです!
この仕事へつながっています
椥辻の家
京都市内に建つ、ほぼ平屋の住宅です。 南側に庭と、庭に面して日常生活のメインであるリビング、ダイニングを配置しました。 東側の山並みを望みたいというご希望に沿い、東向きの2階を設け、窓からは東の山と街並みを望むことができ […]