実施設計での打ち合わせ

名古屋よりはるばる、クライアントが打ち合わせに来てくださりました。
せっかく来てくださるのならば、、と上阿達町の家のクライアントに見学のお願いをしました。ちょうどプランがほぼ固まり、仕上げや素材などについても具体的に相談をはじめている段階だったので、実際に色々みてもらえるといいなあと。

例えばフローリングひとつとっても、サンプルや写真でみた時には気になっていた木目や節が、広い面でみるとあまり気にならなかったり、むしろ色むらが気になったり、もちろんその逆もあったりします。
他にも、「このくらいの広さになりますよー」とか、「これくらいの感じで、暗くないですか?」などもお聞きしたり。
こういった、個人の感覚によるところが大きい内容については、同じ空間を体験しながらクライアントの感覚を探ったり、擦り合わせたりします。

百聞は一見にしかず。やはり写真などの説明よりもイメージしてもらえたようでした。
上阿達町の家のクライアントには、良い機会をいただきました。ありがとうございます!

さて。
その後は事務所で打ち合わせです。テーブルに使う予定の素材サンプルを準備。

サンプルだけで色や、テクスチャ(素材の質感、凹凸感など)を判断してもらうのは難しいので、私の場合はあまりこの段階で決めすぎないようにしています。
日当たり、仕上げる範囲の広さ、他の素材との組み合わせなどでも印象もかわります。
ですので、この段階ではざっくりとクライアントの好みの傾向を探ったり、手触りやメンテナンス性など実用的な面の確認をしてもらう、というのが目標です。

色々お話ししていたらあっという間に予定時間を過ぎてしまいましたが、ぎゅっと凝縮した打ち合わせができました。