キッチンの壁 選抜会(つづき)
ー前回のつづきー
完全に壁と同じにならないのであれば、タイルを色々見てみたら?と監督さんが提案してくれまして、お客さんも一緒に皆でショールーム巡りをすることになりました。
なんと、社長さん自ら、車で引率してくださりました。笑
ありがたいです。
最初は名古屋モザイクへ。
イメージに近いタイルを選び、キッチンカウンターに使う予定の人工大理石のサンプルを合わせてみます。
壁の塗装のサンプルとも合わせてみたり、
いくつかの候補のタイルサンプルをいただき、お次はAICAへ。
他の人工大理石も、一同に見れるのでとても便利。
あ、これよさそう!な人造大理石があったので、先ほどもらってきたタイルのサンプルやキャビネット扉に使うメラミンのサンプルを合わせてみたり。
ちなみに、AICAのショールームでは人工大理石の大きめサンプル(30センチ角)が置いてありました。
サンプル請求で手配できるのは10センチ角と小さいので、模様のでかたが少しわかりづらかったりするのですが、大きくなると模様がわかりやすくて、これは便利!
壁の色、タイル、カウンター、、それぞれに候補があると迷いますね。
その後お客さまが、「現場に戻ってサンプルを見てみました。」と送ってくださった写真。
これ、実はとっても良いことでして。
ショールームの照明の光と、空間の自然光とでは色の見え方も変わりますので、実際の環境で見るのは大切。
これを言わずともすぐに確認されていて、さすがだなあと思いました。
そして、最後の4候補で悩む写真。
上段がタイル、下段が人工大理石。(左端のはどちらも人造大理石)
どれが選ばれても空間には馴染むので、私は見守るばかり、、、
じわじわと決断のリミットが迫り、すご〜く悩まれておりましたが、キッチンはこだわりポイントですので、たくさん悩んでいただくことができてよかったです。
こういう悩みは、既製品ではない、1からのものづくりの楽しみだと思っています。
さて、どれが選ばれたのでしょうか。
完成をお楽しみに!
この仕事へつながっています
小径のすまい
間口3mほどの狭小敷地に建つ、幅2.1m、奥行き10.9mの小さな家です。 敷地間口の狭さゆえ、敷地の購入前からどのようなすまいならば建築可能かを相談しながら進めました。いっぽう、南側は幅の広い道路、北側は公園に面し、奥 […]