奥行き50センチの庭

清泉。
既存の状態ではすでに、庭だったところにキッチンが増築がされており、庭らしい庭はありませんでした。

しかし、宿泊客にとっては奥にある「坪庭」のイメージが喜んでもらえるひとつの要素になるということで、ぜひとも庭をつくってほしいというクライアントのご希望でした。
ただ残されたのは隣家との50センチほどの隙間。ここで何かできないものか、、、
土を入れて植栽するのは工事も大掛かりになりそうでしたので、植木鉢でできることを。
知人の庭師、「庭彩宮の」宮野さんに相談。
このくらいの隙間があればなんとかできますよ、ということで黒竹を提案していただきました。
黒竹は幹が黒く上品で私も好きな竹です。

そして窮屈なスペースですが、黒竹を据えていただきました。

背後には、ガルバリウムの波板を貼っています。
夜になるとこんな具合です。

鉢なので夏場の水枯れには注意が必要ですが、50センチ幅の庭でも緑が入ることでやっぱり空間はかわりますね。
黒竹は演出に一役かってもらえそうです。