グラフィックデザインのこと
金子漢方薬局のロゴや商品パッケージ、リーフレットなどのデザインはすべて竹村活版室の竹村さんが手がけられています。
設計の打ち合わせが始まった頃、クライアントから竹村さんをご紹介いただきました。
高知にある竹村さんの工房にお邪魔して、模型をみていただきながら内装のデザインコンセプトや想いをお伝えしました。
デザインする対象こそ違えど、そこに関わるそれぞれのプロが同じ方向をみながら完成に向かうことはとても大事だと思います。
そして、店舗のサインも竹村さんがデザインされています。
新しくデザインされたロゴはもちろん、書体や文字のバランスも絶妙で、とっても素敵な仕上がり。
凛とするような、それでいて柔らかさもあるデザインです。
サインについては建築や工事とも関係が大きいので、竹村さんとも途中やりとりしながら進めました。
例えば今回の場合だと、
空間全体の色や素材の仕上がりのイメージを共有してもらったり、
壁面がどれくらいのサイズになるか、
何か取り付けるなら下地が必要なのでその確認、
壁の表面の仕上げの状況や、(凹凸があるとシートが貼れない)
照明をどこにつけてどんなふうに照らすか、
など。
表札や看板は、私がデザインしちゃうこともあるのですが、その場合でもそれなりには上手く仕上がります。(自分で言うのもなんですが、、)
でも、やっぱり「それなり」で、イメージで言うと80点くらい。
グラフィックデザイナーのように100点を超える提案にはなりません。
文字って一見簡単そうでとっても奥が深い。
書体や字間の微妙な調整とか、仕上がったものを見るとさすがだな〜と思います。
やっぱり、餅は餅屋ですね。
この仕事へつながっています
金子漢方薬局
高知にある漢方薬局。 「サロン」のような薬局をめざしました。 店頭はアンティークの家具をベースに、陳列棚や相談スペースをゆるやかにゾーニングしています。空間の緊張感を和らげ、気軽に立寄りやすい場となることを意識しました。 […]