GULIGULI / galleryの改修

店舗, リノベーション

- GULIGULI / galleryの改修

GULIGULIは、荒木造園設計の事務所+社員寮を改修してつくられた、カフェ、ショップ、ギャラリースペースであり、そのギャラリー改修計画。

今回求められたことは、正面に新しく展示壁面をつくること、そして、庭の緑を望む窓のアルミサッシのフレームや既存の柱など、視覚的に気になるものを解消することでした。

現状のギャラリー空間を構成している主な要素はそのまま引継ぎ、気になるところをひとつひとつ丁寧に整えながら、展示の可能性と空間の質の向上を計りました。

新しくつくる展示壁は窓の手前でL型に曲げ、開口部の連続性を生かして緑の景色をより印象的なものへとしました。同時に、奥に小さな展示空間をつくりだしています。
サッシ窓はガラスの大きなものに取替え、それと同時にディティールを整えることで緑の景色をシームレスに切りとりました。腰壁の奥行きは深くとり、緑の景色を背景とする展示台となっています。

また、ギャラリーの手前は3枚の引き戸で仕切り、ホワイエのような間をつくりました。開閉パターンは多様な展示に合わせて選べ、展示の導入として「序」を演出することができます。

全体は、白の塗装を基調としつつ、漆喰や扉のツヤあり塗装、和紙、ホワイトオーク、(もともと使っていた)カーテンなど異種の素材を加えることで白の緊張感の中に柔らかさをもたせてている。

白い空間の中に生んだ微地形が、ここで展示するアーティストにとって、作品をどう魅せるか、ささやかな手がかりとなることを願っています。

ギャラリー外観(2階)。サッシをガラスの大きなものに入れ替えた。

ギャラリー入口

正面にバックヤードと仕切る展示壁。壁は曲がり奥へとつづく。

窓まわりのディテールを整えた。漆喰塗りの腰壁は展示台にもなる。

既存の柱は和紙で仕上げ、床柱のように印象的な「見せる」存在へと変換した。和紙の仕上げはハタノワタル氏による。

奥にできた小さな間。

ツヤあり塗装の建具、漆喰塗の腰壁、和紙仕上げの柱。

新しくつくってL型の壁。中はバックヤード。

建具は壁面とフラットに仕上げ、表面のツヤをかえた。

カーテンはもともと使用していたもの。レールを2列つくり、演出に合わせて選べるようにした。

3枚引き戸。開閉の位置は自由に選択できる。素材はホワイトオーク、ソープフィニッシュ仕上げ。

引手ディティール。ステンレスバイブレーション仕上のプレート埋込。

ギャラリーの手前にある、廊下。ショップ、カフェは接続する。

ショップペースを新たに扉で仕切った。デザインはギャラリーの扉と合わせている。

カフェスペースの扉。

(※)改修前

(※)改修前

- インフォメーション

所在池田市
年時2019年

GULIGULI  https://www.guliguli.jp/

施工      :中野工務店
アルミサッシ製作:新装サッシ工業 http://shinsosash.com/
建具製作    :大川家具製作所 http://www.okawa-kagu.co.jp/
柱/和紙貼り  :ハタノワタル http://www.hatanowataru.org/

庭園(既存)  :荒木造園設計 http://www.arakizouensekkei.com/

photo_中山保寛 ynps.jp  (※はのぞく)