岐阜の家具工房へ見学へ行ったその足で、駒野の家へ立ち寄らせて頂きました。車で小一時間の距離です。
竣工後、すでに何度かお邪魔させて頂いていますが、その度に変化があったり、逆に変わらずずっと丁寧に空間を住みこなしてくださっていたり、、そんな様子をみせていただけるのは設計者としては嬉しい訪問になります。
今回は、今一緒にお仕事させて頂いているお施主さんにも私の仕事をみてもらえるいい機会にもなりました。

今回、まず嬉しかったのは庭がますますにぎやかに気持ちよく成長していたこと。
以前からあった樹木も工事後すぐはちょっと元気がなかったりしたようですが、ようやく元気になってきたとのこと。やはりあたらしい環境の変化に馴染むのに数年はかかるんですね。植物ってわかりやすい。
玄関前のアプローチにはいろんな種類の草木が植えられますますにぎやかになっていっていました。
家の中と庭のつながりを大切に考えて設計したお家ですので、こうやって庭を楽しんでくださる様子はなにより嬉しい状況でした。

今お仕事させてもらっているお施主さんには「これが○○っていう材料で、、」「これが△△で、、」なんて実際に材料をみてもらういい機会でもあります。
新品の状態よりも、数年経って材料がどんなふうに変化するかもみていただくこともできます。
建築は、できあがったものを見て触って購入して頂ける類いのものではなく、まだ見ぬものに対して仕事を依頼して下さるわけなので、どんなものができるのか、できるだけイメージを共有できれば良いなと思います。

他にも、こんなところが快適だなと思っていますと、お褒めのことばと同時に、住んでみてわかったこうしておけば良かったという反省点もきちんと伝えてくださります。とてもありがたい。
反省点は次の仕事に活かして、どんどん設計がうまくなっていけるよう精進します。

とにかく久しぶりの楽しい訪問ができました。