表裏のない階段
上阿達町の家は、階段の下がベンチソファになっているので、階段の裏側もよく見えます。
階段下のこの空間が「裏」っぽくならないように、表裏のないデザインを考えていました。
通常は、階段のステップを支えるのに「ささら桁」という斜めの支持材が入ったり、支えるための金物が見えたりするのですが、そういったものは見せずに、作れないか、、、。
そうして、現場で相談しながらつくった階段です。
これは踏板のディティールです。
インテリアをイメージし、少しやわらかな印象になるよう、下に少し丸みをつけてもらいました。
最近は、角丸がわりとお気に入りです。
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