家具の工場

S邸。
家具工事を担当して下さっている常磐家具製作所さんの工場におじゃましてきました。

わあ。

大きい造り付け家具も製作されているので、見慣れない大型の機械がたくさん。
ひととおり説明聞いているだけでも一日過ごせそうです。

製作中の家具も一部できてるよ、とのことで見せてもらいました。(一応、ちゃんと仕事も。)
カウンター収納の天板が取り付く前。箱と扉がスタンバイしていました。

こんなふうに扉がつくよ、と。

扉はシナベニヤフラッシュといい、枠組に3,4mmのシナベニヤを太鼓貼りしたものですが、端部は4mmほどの無垢材で押さえてあります。
端がきっちりつくってあることで、扉の開閉でたびたびモノや手が触れても痛みにくくなります。

よく見ると、扉に数字が。

扉を取り付けた時に木目がきれいに並ぶよう、と扉の並び順がふってありました。
完成したときには隠れてしまう手間。
出来上がった時の美しさや使いやすさは、こういう細かい手間の積み重ねに支えられています。
クライアントにも製作過程を見ていただける機会があればいいのになあ。
つくられている過程を知ると、より愛着がわくと思うのです。

このあとは、家具塗装屋さんの工場に移動し塗装をしてくださりました。

色、ばっちり!
きれいに仕上げてくださりました。