頭で考えるよりも、つくってみます。

建築の場合、実物大で空間を試しに作ってみるということは難しいので、かわりにパースや模型をつくって、どんな空間になるかをお施主さんに伝えながらすすめていきます。

私は設計が仕事ですのである程度は想像がつくものの、やはり自分のイメージとズレていないかどうかの確認作業としても模型は必ずつくります。
自信を持って「良い」と思える空間をつくるために私にとっては必要な過程です。

ちなみに、模型にも色んな種類があります。

施主さんにプレゼンするための「魅せる模型」
複数案のうちどれが良いか検討するため、イメージの確認しながら更に良い案がないか検討するための、自分用の「スタディ模型」
工事に入ってから現場の人と打ち合わせするための大きな模型
などなど。

こちらは縮尺=1/20の模型。
プランも固まり仕様をある程度きめてさて見積もりにだそうかな、という時点の最終確認&検討のためのものです。
初期のプレゼンで制作する模型よりも大きいもので、細かい部分までつくりこめる大きさです。
なので、覗いて見るとわりとリアル。

天井の高さ、実際に予定しているサイズの家具を置いたときの間合い、仕上げ材料のバランス、明るさ、窓の高さ、、、
イメージしていたものとズレが大きくないか確かめることもできます。

これが、
4-2

こう。(竣工時)
4-2-2

これが、
4-1

こう。(竣工時)
4-1-2

私の場合、パースを描くよりも実際手で触って色んな角度から覗くことができる模型はよくつくります。
建築が立ち上がる前にプレ空間体験ができるので自分自身も楽しいというのも理由です。

頭で考えているよりもつくるほうが早い!ですしね。