マンションのキッチンリフォーム【着工まで】

マンションのリフォームがはじまりました。

フルリフォームではなく、キッチンとリビングダイニングをリフォームしたい、というご依頼でした。
もともと、キッチンとダイニングは配膳カウンターのある壁で仕切られていてのですが、その壁をとっぱらってオープンなLDKにしたいというご要望です。

はじめはこのように、シンクが真ん中にあるアイランドキッチンをご希望されていたのですが、

マンションの図面をお借りして確認すると、PS(パイプシャフト。マンションの集合排水、給水管が通っています。)まで、シンクの排水を接続するのが難しい状況でした。

↓ 図でみると、このようなかんじです。

シンクの排水をPSの排水管までもっていく(赤点線)ためには、床(ピンクの範囲)の一部を底上げして、その下に配管を通さなければなりません。
と、なると
・床に段差ができる。
・その分、天井が低くなってしまう。

そこで、シンクの向きを変えたL型の変形アイランドキッチンもご提案しました。

この場合は、キッチンカウンターの内部に排水管を通してPSまで接続することができます。
床をあげなくても大丈夫。

最初の案もなくはないのですが、やっぱり床に段差ができるのは嬉しくないな〜、ということでL型案が採用。

その後、

ダイニングテーブルは向きを自由に変えられるように造り付けはやめておく。
キッチンカウンターは配膳がしやすいように奥行きを広げる。
アクセントにタイル仕上げを取り入れたい。
吊り戸はやめて棚にする。
など、仕上げや収納部などの詳細を詰めていきます。

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実はこれは工事予定の1年前のこと。
お会いした時は「まだ先なのでゆっくり打ち合わせできますね。」なんて話していたのですが、なんだかんだとあっという間に着工を迎えました。

そしていよいよ工事がはじまり、解体後の状況です。
正面に見える柱のような凸部がPS(パイプシャフト)です。

そしてちょうどコンクリートの床が見えている範囲、部屋の角がキッチンでした。
解体前は、ここが壁で仕切られていました。

ここから1ヶ月、仕上げまでどんどん進んでいきます。