懐の深い和紙

打合わせで、和紙職人のハタノワタルさんの工房をたずねました。
ハタノさんのところを訪ねるのは2度目。(→1度目はこのとき
実際に施工していただく紙の色の相談を。
ひとことに白と言ってもいろんな白があるよ、と見せて下さった白っぽい和紙。

打合わせもそこそこに、、、新たにつくられたギャラリーと工房を見学しながら色々とお話ししていただきました。

ギャラリーは、心地よい緊張感がありながらも柔らかに光が反射する、和紙につつまれた空間で、

障子をあけると見える山の景色。
予期せず床に落ちてきた土壁の土の染みを残しながらの補修とか、

和紙で継ぎ当てしながら補修してある床とか、

出来事を受け入れながらゆっくり変容していくこの空間がとてもかっこ良く、和紙の懐のふかさを感じる1日でした。